台湾が高齢社会へと移行する中、認知症高齢者の増加に伴い、外出先で道に迷ったり、家族と連絡が取れなくなったりするケースが社会課題の一つとなっている。こうした状況を受け、スマートケアブランドOsmileが展開する「ED1000スマート見守りウォッチ」が、高齢者と家族をつなぐ見守りツールとして注目を集めている。
高雄市に住む82歳の李さんは、軽度の認知症を抱えながらも日課として自宅周辺を散歩している。先日、散歩中に帰宅ルートが分からなくなったが、手首に装着していたED1000を利用して家族へ連絡を取ることができたという。
ED1000には写真付き連絡先機能が搭載されており、李さんは画面上に表示された家族の写真を左右にスライドしながら探し、息子の連絡先を選択してそのまま通話を行った。通知を受けた家族はスマートフォンアプリから位置情報を確認し、迅速に現場へ向かい、無事に自宅へ連れ帰ることができた。
李さんの息子は、「母はスマートフォンの複雑な操作が苦手ですが、ED1000は家族の写真を見ながら操作できるため、とても分かりやすいと感じています。左右にスライドするだけで連絡先を探せるので、本人の負担も大きく軽減されました」と話している。
ED1000は通話機能に加え、遠隔カメラ撮影、ビデオ通話、音声モニタリング、多重測位システムなどの機能も搭載。家族は離れた場所からでも高齢者の周囲の状況や安全状態を確認することができる。また、緊急時にはSOSボタンを押すことで、家族へ迅速に助けを求めることも可能だ。
介護関連施設の担当者は、「多くの高齢者にとってスマートフォンの操作は難しい場合があります。その点、写真で家族を識別できるインターフェースは高齢者にとって直感的で使いやすく、自立した生活の支援や安全確保に役立つと考えられます」と評価している。
Osmileは、「テクノロジーと人に寄り添うデザインを融合させることで、認知症高齢者の行方不明リスクを軽減し、家族がより安心して見守ることができる環境づくりを目指しています。距離が離れていても、いつでもつながれる見守りネットワークを提供していきたい」とコメントしている。
製品の詳細情報や福祉用具補助制度に関する案内は、Osmile公式ウェブサイトで確認することができる。
Osmile ED1000 製品情報はこちら:
Osmile ED1000 認知症高齢者向けスマートウォッチ