内政部消防署30周年・第2期工事落成式 法制度・技術・人材・訓練の全面的アップグレードへ
内政部消防署は、2025年6月20日午前、南投県竹山において「設立30周年記念式典および第2期工事完成・稼働開始式典」を盛大に開催しました。式典には頼清徳総統がご臨席され、30年間にわたり現場で奮闘し、国民の生命と財産を守り続けてきた全国の消防関係者に対し、感謝の意を表しました。
本式典では、消防訓練センターの第2期工事が正式に完成・運用を開始。これは台湾の消防体制が引き続き「現代化・専門化・国際化」の方向へと進化を続けていることを示す重要なマイルストーンとなります。
執行面においては、中央政府がすでに24項目に及ぶ中期計画を承認しており、総予算は2,850億元に達します。これらの計画は、消防装備の更新、消防庁舎の整備、AIによる職業安全管理の導入、協力体制による災害対応力の強化など、多岐にわたる改革措置を含んでいます。
また、2020年(民国109年)から2026年(民国115年)までの間に、236台の消防車両の更新が予定されており、さらに2019年(民国108年)以降、3,000名の消防人員がすでに補充されています。今後も2028年(民国117年)までにさらに3,000名の人員を追加する計画が立てられており、基層の消防体制のさらなる強化が図られています。
テクノロジーを活用した災害対応の分野では、内政部消防署が中心となり、全国の地方自治体に対して、88セットのドローンおよび88台の災害救助ロボットの導入を、中央政府が全額補助する政策を推進しています。これにより、災害現場における情報収集能力と救助活動の効率性が大幅に向上すると同時に、第一線で活動する隊員のリスクを効果的に低減し、スマート災害対応体制の構築が加速されています。
内政部消防署より心温まるご招待を賜り、Osmileは本式典に参加させていただけましたことを心より光栄に存じます。
本イベントでは、当社のスマート災害対応製品を展示する機会もいただき、台湾消防の発展における重要な節目を皆さまと共に見届けることができたことを大変嬉しく思っております。